子猫の養育用資材一式とは

Alley CatAlliesの「Wait Until 8®」キャンペーンの際に、シェルターが子猫の養育者に提供する「資材一式」には何が含まれるべきかについても、Alley CatAlliesが例示しています。https://www.alleycat.org/resources/kitten-care-kit/ を参考にまとめてみます。

 

猫用ミルク 液体と粉末があり、粉末はより長持ちします。牛乳は絶対に与えないでください。

 

哺乳瓶 さまざまな容量の哺乳瓶があります。粉ミルクを溶解すると品質が劣化するため、一度に必要なだけ作ってください。乳首に1つまたは複数の穴を開けて使います。

 

給餌用の3cc注射筒1本(針なし) 注射筒は、病気で哺乳瓶の乳首を吸うことができない子猫や、流動食を給餌するときに役立ちます。

 

猫缶 子猫用の缶詰は、ミルクと混合して離乳食にすることができます。離乳後はそのまま与えます※。

 

ペットシーツ 特に自力排泄できない子猫の場合、敷物として必要です。

 

子猫用トイレと猫砂 子猫には小さくて浅いトイレが望ましいので、ホイルパンを使います。

※3週齢まではトイレは不要です。その代わり排泄の補助が必要です。

 

週齢によって子猫のニーズが異なります。以下に目安を示します。

(1匹の子猫を2週間世話する目安)

2~3週齢:粉ミルク2缶、哺乳瓶1本、注射筒1本、ホイルパン1枚、ペットシーツ3枚

3~4週齢:液体ミルク2缶、哺乳瓶1本、注射筒1本、猫缶6缶、ホイルパン1枚、ペットシーツ3枚、猫砂4ポンド(1.8kg)

4~5週齢:猫缶1ケース(16缶)、ホイルパン1枚、ペットシーツ3枚、猫砂4ポンド(1.8kg)

・ミルクは粉、液体のどちらでも良いですが、小さい子猫の場合は都度必要量を調整できるので粉のほうが便利です。

 

※のらぬこ注:私は猫缶よりも、子猫用パウチと子猫用ドライフードの組み合わせを好みます。子猫に歯が生え始めて哺乳瓶の乳首をかじり始めたら、ミルクにパウチを混ぜたものを与えます。それを食べるようになれば、パウチの比重を上げていき、パウチのみを食べられるようにします。パウチのみを食べられるようになれば、ふやかしたドライフードを混ぜていき、最終的にはドライフードのみを食べられるようにします。だいたい7~8週齢でドライフードを食べられるようになるはずです。強引に進めずに、常に便の様子をチェックしながら、下痢気味なら元に戻してやり直すことが必要です。