平時の防災対策・その2

「人とペットの災害対策ガイドライン」において、「平常時に飼い主が行うべき対策」として、次の7つが挙げられています。

 

1 住まいや飼養場所の防災対策

2 ペットのしつけと健康管理

3 ペットが行方不明にならないための対策

4 ペット用の避難用品や備蓄品の確保

5 情報収集と避難訓練

6 家族や地域住民との連携

7 ペットの一時預け先の確保

 

まず「住まいや飼養場所の防災対策」についてですが、非常にシンプルです。

 

・家具やケージの固定、転倒防止、落下防止

・屋外飼養の場合は、飼養場所の安全確認(外塀やガラス窓の近くを避ける)

・ケージなどペットの避難場所(隠れ場所)の確保

 

ペットのしつけと健康管理」については、飼い主として当然のことが書かれています。

 

<犬・猫共通>

・ケージの中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく

・人や他の動物を怖がったり攻撃的にならないよう慣らしておく

・決められた場所で排泄できるようにする

・各種ワクチンを接種する

・不妊去勢手術※を行う

<犬の場合、加えて>

・「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う

・不必要に吠えないしつけを行う

・狂犬病予防接種(義務)を行う

・犬フィラリアやノミ・ダニなどの寄生虫を予防、駆除する

・シャンプーやトリミングにより身体を清潔に保つ

<猫の場合、加えて>

・寄生虫を駆除する

・できる限り室内で飼養する(災害時に行方不明になることを防ぐため)

 

※私は基本的に「避妊去勢手術」と表現しますが、ここでは「ガイドライン」の表記に合わせます。