「人とペットの災害対策ガイドライン」の「平常時に飼い主が行うべき対策」の4番目は「ペット用の避難用品や備蓄品の確保」です。用意すべきものは
・避難用品
・動物の健康や命にかかわるもの(優先順位1)
・情報(優先順位2)
・ペット用品(優先順位3)
の4つのカテゴリーに分かれます。東日本大震災の初期においては、ペット用の救援物資の輸送車両が緊急車両として認められなかったり、ガソリン不足により、物資がすぐに届かなかったとのことですので、特に備蓄品は十分な準備が必要です。
避難用品
犬の場合
・首輪とリード(逸走対策として小型犬などはリードを付けてキャリーバッグに入れる)
・クレートやケージ(扉付き)
・犬用靴下やバンテージ(大型犬を徒歩で避難させる場合、がれきなどによるケガを防止する)
猫の場合
・キャリーバッグやケージ(プラスチック製のものは経年劣化でバラバラになることがあるので、周囲をガムテープで固定するとよい)
動物の健康や命にかかわるもの(優先順位1)
・医薬品や療法食
・ペットフードや水(少なくとも5日分、できれば7日分以上)
・ペットシーツ
・排せつ物の処理用具
・トイレ用品(猫の場合は使い慣れた猫砂、または少量の使用済み猫砂)
・使い慣れた食器
情報(優先順位2)
・飼い主の連絡先、それ以外の緊急連絡先、預け先などの情報
・ペットの写真(印刷したものと携帯電話などに保存した画像の両方)
・医療情報(かかりつけ動物病院、既往症、投与中の薬剤、検査結果、健康状態、ワクチン接種状況など)
ペット用品(優先順位3)
・タオル、ブラシ
・ウェットタオルや洗浄綿(色々使えて便利)
・ビニール袋(色々使えて便利)
・お気に入りのおもちゃなど匂いが付いた用品
・洗濯ネットなど(猫の保護や保定に使用)
・ガムテープやマジック(色々使えて便利