ASPCA(米国動物虐待防止協会)の資料※に基づき、スペイクリニックの1日の流れを見てきましたが、その他にも注意事項があります。
All publicly owned animals must be fully awake before release therefore a minimum of 2 hours is needed post-surgery. Three hours is a higher standard. The minimum time also depends on your drug cocktail.
地域で飼われている動物はすべて、リリース前に完全に覚醒していなければならないため、術後最低でも2時間は必要です。3時間の方がより高い基準です。最短時間は、drug cocktailによっても異なります。
※ 通常、手術前には鎮静剤や麻酔導入薬、鎮痛剤を混合した薬剤を筋肉注射します。その薬剤をdrug cocktailといいます。
Your surgical flow may be compromised if you do not have the correct number or type of packs available to complete your surgical day.
手術日に必要なパックの数や種類が揃っていないと、手術の流れが悪くなることがあります。
※ 予期せぬアクシデントにより滅菌済み器具が不足し、あわてて器具を滅菌するのは「手術あるある」です。
The physical layout of your clinic can affect your flow in terms of how far the staff has to go to & from the kennel rooms and to & from the laundry/pack area.
クリニックの物理的なレイアウトは、スタッフが犬舎とランドリー/パックエリアを行き来する際の距離という点で、フローに影響を与えます。
※ スタッフは動物の移動、洗濯、器具の洗浄や滅菌などを交互に行いますので、クリニックのレイアウトは重要です。
Develop your own chart for how long your particular pre-med cocktail is effective. You do not want to pre-med too many and have their drugs wear-off before surgery.
特定のpre-med cocktailがどのくらいの期間有効であるかについて、独自のチャートを作成してください。あまりにも多くの患者に薬を投与しすぎて、手術前に薬が切れてしまうようなことは避けたいものです。
※ これも「手術あるある」です。逆に投与量が多すぎて、なかなか回復しないということもあります。
Rechecks should be scheduled either in the morning, at lunch or the end of the day to minimize interruptions to the surgical schedule.
再検査は、手術スケジュールの中断を最小限にするために、午前中、昼食時、一日の終わりのいずれかに予定する必要があります。
Allowing late arrivals, walk-in wellness services or offering extra services (dentals, tumor removals, cherry-eye repair) will interrupt your clinic flow and lengthen the day.
遅刻を容認したり、健康診断や追加のサービス(歯科治療、腫瘍の除去、チェリーアイの処置)を提供したりすると、クリニックの流れを妨げ、一日が長くなってしまいます。
The vet must be on site before any medications are given to the patients. At the end of the day, the vet leaves once he/she is comfortable that all patients are stable.
獣医師は、患者に薬を投与する前に立ち会わなければなりません。終業時には、獣医師はすべての患者が安定していることを確認してから退出します。
※ https://www.aspcapro.org/sites/default/files/asna_daily_flow.pdf