アニマルシェルターの「ケア能力」についての考え方について、Million Cat Challenge（#allthecats）（https://www.millioncatchallenge.org/resources/capacity-for-care）の公式ホームページから見ていきます。
「ケア能力」の定義
Put simply, the required C4C is equal to the daily average intake of animals, times the ideal length of stay.
簡単に言うと、必要なC4C（ケア能力）は動物の1日あたりの平均受け入れ数に、理想的な収容期間を掛けたものに等しくなります。
そのため、受け入れ数の管理と収容期間の短縮が重要なのです。
シェルターの規模とケア能力
しかし、収容期間を極端に短縮してひたすら「回転数」を上げるようなやり方は推奨されていません。仮にそうして見た目のケア能力を拡大したとしても、受け入れ可能数が無限に増大するするわけではないからです。シェルターの規模に見合った受け入れ数は順守すべきです。
Even when length of stay is at its most efficient, however, there will be a minimum number of animals that will need housing and care in order to accommodate daily intake. Length of stay should never be decreased so drastically it impedes the ability to provide care or achieve live outcomes. If there is insufficient staffing or housing to safely hold even this minimum number, additional capacity needs to be developed.
ただし、収容期間が最も効率的である場合でも、毎日の受け入れ数に対応するために、飼育と世話を必要とする動物の数は最小限に抑えられます。収容期間を大幅に短縮することは絶対にしないでください。ケアを提供したり、生きた結果を達成したりする能力が大幅に妨げられます。この最小数でも安全に収容するのに十分な人員や住居がない場合は、追加の収容数を開発する必要があります。
また、スペースと人員が充実した巨大なシェルターがあり、ケア能力が満たされていたとしても、収容された動物の数が一定規模を超えると収容期間は延長します。
There is also a maximum number of animals beyond which additional holding can actually be counterproductive, even if ample space and staffing exists. The number of animals in the shelter can, in itself, be the strongest driver of length of stay.
また、十分なスペースと人員がいたとしても、それを超えると逆効果になる動物の数の上限があります。シェルター内の動物の数は、それ自体が収容期間延長の最大の要因となります。
なぜこのようなことが起こるのか、次回で考えていきたいと思います。