Feral Freedom(32) ステップ5:実施要領の決定<聞き取る情報>

Feral Freedomの実施要領で定めるべき「聞き取る情報」について、「ガイド」には下のように記述されています。

https://www.fcnmhp.org/wp-content/uploads/2013/11/FeralFreedomGuide.pdf

 

受入れ時に必要な情報は?(What information is required at intake?)

It is vital to obtain information about each cat to determine whether the cat will qualify for the Feral Freedom program. 

 

その猫がFeral Freedom事業の対象となるかどうかを判断するためには、それぞれの猫に関する情報を得ることが不可欠です。(p11)

 

質問の例(Suggested questions)(p11)

 

Is this an owned pet? 

この猫は飼われているペットですか?

 

What address is the cat coming from? 

この猫はどこから来ましたか?

 

Has the cat been seen in the neighborhood before? 

この猫を以前に近所で見かけたことがありますか?

 

Is someone in the neighborhood feeding this cat and/or others? 

誰かがこの猫や他の猫に餌を与えていますか?

 

Did the neighbors move away and leave the cat behind? If so, when did they move and how has the cat been surviving since then? 

近所に猫を置いたまま引っ越した人がいますか?(いた場合)いつ引っ越しましたか?その後猫はどのように生き延びていますか?

 

Feral Freedomの対象になるのは「飼い主がいない、屋外で自活できる健康な外猫」です。飼い主から引取った猫(those who are surrendered by a family)、室内飼いの猫(indoor cats)、爪が除去された猫(declawed cats)、路上に戻すには健康状態が悪すぎる猫(those too unhealthy to return to the streets)、自活できないほど幼い子猫(kittens too young to fend for themselves)などは対象外です。ですので猫を受け入れる際には、飼い猫や迷い猫ではないことを確認する必要があります。元飼い猫の場合、野外で自活できているかどうかを見定める必要があります。

Feral Freedomの対象になりそうな野良猫であっても、すでに誰かが餌をやっていたとすれば、餌やり者の責任としてTNR活動に移行させることが適当です。Feral Freedom事業には公費が投入されていますから、公費の節約の観点から極力Feral Freedomを回避することが望ましいからです。