MASH（仮設施設における猫の「一斉手術」）の場合も手術台と手術灯が必要ですが、必ずしも専用品である必要はありません。White(2020)（https://ergovet.com/mash-clinics/）の記述から見ていきましょう。
手術台とライト（Surgery Table and Light）
Some MASH programs require that host organizations provide appropriate height surgery and prep tables and a surgery light at each venue. This is most easily achievable if clinic venues are used repeatedly and are owned by the host organization. In these cases, steel food service tables or appropriate-height tables constructed by volunteers offer alternatives to commercial surgery tables.
MASHプログラムによっては、受入団体が適切な高さの手術台や準備台、手術用ライトを各会場に用意することを義務付けているものもあります。これは、クリニック会場が繰り返し利用され、受入団体が所有している場合に、最も容易に実現できます。このような場合、市販の手術台ではなく、スチール製の給食用テーブルや、ボランティアが製作した適切な高さのテーブルが選択肢になります。
【のらぬこの一言】
手術台や手術灯は受入団体に用意してもらうのが一番楽ですが、当然のことながら受入団体は専用の手術台や無影灯など持っていません（アニマルシェルターの手術室を借りるのであれば話は別ですが）。適当な高さのテーブルにクランプで電気スタンドを装着すれば、簡易手術台の出来上がりです。しかし施術者の体格に合ったテーブルが都合よく用意できるとは限りません。そこでWhite先生は、既存のテーブルの上に高さ調節可能なテーブルを置き、手術台にするという発明をしました。
At Spay ASAP, we went with a different option and have a portable surgery tabletop, allowing for greater flexibility in temporary surgery venues. A portable tabletop may be constructed using a piece of countertop with folding legs at a fixed or adjustable height that can be placed atop a standard height table– ours was made from a piece of countertop that once went over a dishwasher. We use a small bin (a surgical instrument bin) as an instrument stand.
Spay ASAPでは、別の選択肢として、手術用の携帯用テーブルを用意し、臨時手術会場の自由度を高めています。携帯用テーブルは、高さを固定または調整できる折りたたみ式の脚を備えた横長テーブルを使って作ることができ、標準的な高さのテーブルの上に設置することができます。私たちの携帯用テーブルは、かつて食器洗い機の上のカウンターの一部から作られました。小さな格納容器（手術用具入れ）を器具台として使っています。