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MASHの必需品・手術台とライト(続き)

MASH(仮設施設における猫の「一斉手術」)の場合も手術台と手術灯が必要ですが、必ずしも専用品である必要はありません。引き続きWhite(2020)(https://ergovet.com/mash-clinics/)の記述を見ていくことにしましょう。

 

Other portable table alternatives would include using a small or standard folding table with bed risers or an adjustable-height folding table. 

その他の携帯用テーブルとしては、ベッドライザー(テーブルの高さを調節する、いわゆる樹脂製の「足」)付きの小型または標準的な折りたたみテーブルや、高さ調節可能な折りたたみテーブルを使用することもできます。

 

【のらぬこの一言】

前回、White先生が使用している、いわゆる「テーブルの上にテーブル」タイプの簡易手術台をご紹介しましたが、その他の折り畳みテーブルを使用することも可能です。私はMASHの会場でアルミ製の伸縮脚付足場台を使っているのを見たことがあります。要するに、猫を仰向けに載せることができる広さで、かつ作業できる高さであればよいわけです。

 

We also elevate the surgical prep table to the appropriate height for the veterinary technician using bed risers or blocks.

また手術準備台は、ベッドライザーやブロックを使って、獣医看護師にとって適切な高さになるように昇降させます。

 

【のらぬこの一言】

資材や消耗品を置いたり、薬剤を注射器で「引く」作業などを行う準備台は、手術台ほどカッチリしたものでなくても大丈夫です。ベッドライザーやブロックを用いて、獣医看護師が使いやすい高さに調節します。White先生は、足元に人間工学に基づく作業マットを敷くことも忘れません。

 

For surgical lighting, we use an architect’s lamp with a compact fluorescent bulb of 23 watts or greater, or LED bulb of 16 watts or greater (equivalent to a 100-watt incandescent bulb). Alternatively, a head lamp may be used, but I find the weight of these lamps to be uncomfortable and am less impressed by the lighting quality.

手術用照明には、23ワット以上のコンパクト蛍光灯、または16ワット以上のLED電球(白熱電球100ワット相当)を使用した建築士用ランプ(図面を引くときに使う、光の向きを自由に変えられる卓上照明)を使用しています。またヘッドランプを使用することもありますが、このランプの重さは不快であり、照明の質もあまりよくありません。

 

【のらぬこの一言】

MASHの現場では、建築士が図面を引く際に用いる、発光部を自由に動かすことができる電気スタンドがよく用いられます。White先生はあまりお好きではないようですが、ヘッドランプを使う人もいます。