HAHFの「サンクチュアリ」の考え方 その1

HAHF(ヒルズボロ動物健康基金)が提唱する野良猫の「サンクチュアリ」とはどういうものか、HAHFのレポート(https://hahf.org/wp-content/uploads/media-1/AWAKE-Cat-Management-Program-for-Hillsboroough-County.pdf)から見ていきましょう。

 

ベースは「キャティオ」

Contrary to some who seem to believe the notion of cats indoors or contained outdoors is pure fantasy, the reality is many informed organizations and individuals provide cat sanctuary facilities around the country. While Best Friends in Utah is the best known example, there are many others that are easily found by a search of the web. 

Additionally, tens of thousands of cat owners are already doing back yard “sanctuaries”, more typically called “catios” in which individual property owners take the easy steps required to ensure cats remain safe in their outdoor enclosures. A Google search shows myriad options for creating safe, outdoor areas for cats to enjoy without forfeiting the principles of responsible pet ownership. 

猫を屋内や屋外で「収容」するという考え方は幻想に過ぎないと考える人がいるようですが、現実には、多くの情報通の団体や個人が、猫の保護施設を全国で提供しています。Best Friends in Utah が最も有名ですが、Web で検索すれば他の多くの例が簡単に見つかります。

さらに、何万人もの猫の飼い主がすでに裏庭で「サンクチュアリ」、より一般的には「キャティオ」と呼ばれる、個々の所有者が屋外の囲いの中で猫の安全を確保するために必要な簡単な手順を実行しています。Googleで検索すると、責任あるペット飼育の原則を放棄することなく、猫が安全に楽しめる屋外スペースを作るための無数の選択肢があることがわかります。

【のらぬこの一言】

「キャティオ」は日本ではあまりなじみがありませんが、米国では屋外で猫を安全に遊ばせるための「囲い」が広く普及しています。“catio”とは“cat”と“patio”を組み合わせた造語です。「パティオ」とは「スペインやラテンアメリカの邸宅で、塀で囲まれた中庭。」(精選版 日本国語大辞典)のことで、「キャティオ」とは、住居に併設された、屋外の飼い猫用の囲いのことをいいます。窓の外に囲いを取り付けて少しの間猫を遊ばせる程度の規模のものもありますし、ベランダやバルコニーを囲ってそこで猫を遊ばせるようなものもあります。またそこで生活のすべてが完結するような、小学校の校庭の鳥小屋レベルの規模のものもあります。HAHFが提唱する猫の「サンクチュアリ」とは、比較的大規模の「キャティオ」で野良猫を終生飼養しようとするものです。