発泡スチロール容器を用いた地域の猫のねぐら その1

ASPCA(米国動物虐待防止協会)のホームページで、発泡スチロール製容器を用いた冬用の地域の猫のねぐらについて紹介されています。“4 Tips for Sheltering Community Cats in Winter”(冬に地域の猫を保護するための4つのヒント)https://www.aspcapro.org/resource/4-tips-sheltering-community-cats-winterから見ていきましょう。

 

※注意!

ここでいう「地域の猫」とはTNRやRTFなどにより避妊去勢手術済みで、一代限りの命として地域の野外で暮らしている猫をいいます。避妊去勢手術を施さず野良猫に餌やりだけを行う行為は、不幸な猫を増やしてしまうため厳禁です。

 

はじめに

You can provide comfort and safety to community cats in the cold winter months without tapping out your budget. Here are four great tips to share with TNR groups, volunteers and your supporters.

予算を無駄にすることなく、寒い冬の時期に地域の猫に快適さと安全を提供することができます。TNRグループ、ボランティア、サポーターと共有するための4つの優れたヒントを次に示します。

 

1) USE A SIMPLE FOAM COOLER(発泡クーラーを使用する)

A cooler that’s about two inches thick makes a quick and easy winter shelter because it’s both waterproof and insulated. You can find these coolers at restaurants and medical offices, where they’re used to ship perishable food and medical supplies and are often thrown away. Also check with other shelter, rescue and TNR groups—some of them stockpile foam boxes to give away to community cat caretakers.

厚さ約2インチ(約5センチ)の発泡クーラーは、防水性と断熱性の両方を備えているため、手早く簡単に冬のねぐらになります。これらのクーラーは、生鮮食品や医薬品の発送に使用され、捨てられることが多いレストランや診療所で見つけることができます。また、他のシェルター、保護団体、TNRグループにも確認してください。地域の猫の世話人に渡すために、発泡ボックスを備蓄している団体もあります。

 

【のらぬこの解説】

生鮮食品の輸送に用いられる発砲スチロール製の保冷箱に猫が入ることができるような穴をあけ、猫のねぐらを作るというアイディアです。米国では「オマハ・ステーキ(米国で有名なステーキ肉の通販業者)の輸送箱」という例えがよく使われます。