ウサギを飼う前に その3 飼育スペースの問題

HSUS(米国人道協会)の“Is a rabbit the right pet for you?”(ウサギはあなたにぴったりのペットですか?)(https://www.humanesociety.org/resources/rabbit-right-pet-you)から、ウサギを飼い始める際の確認事項について見ています。

 

Adopt, don't shop(買わずに譲り受ける)

Small animals like rabbits are often mistreated and forced into deplorable conditions when they're bred for pet stores to sell—look for a local rescue first when you're considering adoption and skip the pet stores.

ウサギのような小動物は、ペットショップで販売するために飼育されると、虐待され、悲惨な状態に追い込まれることがよくあります。ウサギを受け入れることを検討している場合は、まず地元の保護団体を探し、ペットショップをスキップしてください。

 

【のらぬこの解説】

「ウサギが飼えなくなった」という相談はしばしば寄せられます。自治体によってはウサギを引き取り譲渡するところもあるようですが、ウチの自治体のように犬猫以外は対象外というところもあります。ウサギの処遇に困っている人は潜在的に存在していると考えられますので、ウサギを入手しようとする際には、新しい飼い主募集のウェブサイトや地域情報誌などをこまめにチェックすることをおすすめします。

 

Space concerns(スペースの問題)

Keeping a rabbit in a hutch outside is a big N-O and so is relegating a bunny to the basement or garage. Plus, most cages sold in pet stores are way too small. You'll need an available area for a fairly large cage, plus at least one room in your home that has been thoroughly rabbit-proofed.

ウサギを屋外の小屋で飼うことは大きなNOであり、ウサギを地下室やガレージに追いやるのも同様です。さらに、ペットショップで販売されているほとんどのケージは小さすぎます。かなり大きなケージを置けるスペースと、完全にウサギ対策を施した部屋が少なくとも1つ必要です。

 

【のらぬこの解説】

ウサギをケージの中に入れっぱなしだと運動不足になりますので、定期的に部屋の中で遊ばせる必要があります。ウサギは物をかじる習性がありますので、遊ばせる部屋にはあらかじめ対策を講じておく必要があります。特に注意が必要なのは床材で、畳はかじられますし、フローリングは滑るので、爪が引っ掛からないような構造の(ループ状繊維のカーペットや毛が長いものは不可)敷物を敷いておく必要があります。