ウサギを飼う際にも、避妊去勢手術を行うことが望ましいです。繁殖制限はもちろんですが、その他にもメリットがあります。
ウサギの去勢のメリット
ウサギの去勢のメリットについて、HSUS(米国人道協会)の“Why you should spay/neuter your pet”※にはこう記述されています。
It’s also important to spay or neuter pet rabbits. Rabbits reproduce faster than dogs and cats and, in some regions, are the second most frequent species surrendered to shelters. Neutering male rabbits can also reduce hormone-driven behaviors such as lunging, mounting, spraying and boxing.
ペットのウサギを避妊または去勢することも重要です。ウサギは犬や猫よりも早く繁殖し、一部の地域では、シェルターに引き渡される 2 番目に多い種です。オスのウサギを去勢すると、突進、マウンティング、スプレー、ボクシングなどのホルモンによる行動を減らすこともできます。
ウサギの避妊手術のメリット
ウサギの避妊手術のメリットについて、HSUSの“Why you should spay/neuter your pet”※にはこう記述されています。
And as with dogs and cats, spayed female rabbits are less likely to get ovarian, mammary and uterine cancers which can be prevalent in mature intact females. Uterine cancer is the most common cancer in female rabbits, with 50-60% of intact females over the age of 4 years developing the disease.
また、犬や猫と同様に、避妊手術したメスのウサギは、成熟した未処置のメスで発生する可能性のある卵巣、乳腺、子宮の癌になる可能性が低くなります. 子宮癌はメスのウサギで最もよくみられる癌であり、4 歳以上の未処置のメスの50~60%がこの病気を発症しています。
ウサギの避妊去勢手術
ウサギの避妊去勢手術の手順は猫と似ていますが、次の点について注意が必要です。
・ウサギはストレスがかかりやすいので、適切な鎮痛が重要である。
・抗生物質の使用は最小限にとどめる必要がある(腸内の微生物を殺してしまう)。
・皮膚が薄く裂けやすいので取り扱いに注意する。
・ウサギの精巣はおなかの中と陰嚢とを行き来するので、腹部を軽く押して精巣を押し出してやる必要がある。
・ウサギの腸はもろくて裂けやすいので、避妊手術の際にはスペイフックによる吊り出し法は推奨されない。
・1週間の術後ケアが必要。
※ https://www.humanesociety.org/resources/why-you-should-spayneuter-your-pet