車を走らせていると、迷子と思わしき犬や猫を見かけるということは、そんなに頻繁にあることではありませんが、もしそのような場面に出くわしたら一瞬戸惑うのではないでしょうか。運転中に迷子のペットを見かけたらどうするか、HSUS(米国人道協会)のホームページ“How to help a stray pet”(https://www.humanesociety.org/resources/how-help-stray-pet)から見ていくことにしましょう。
How to help a stray pet 迷子のペットを助ける方法
If you found a stray dog or cat, here are sensible ways to help without getting in over your head
迷子の犬や猫を見つけた場合、頭を悩ませずに助けるための賢明な方法を次に示します。
You're driving your car when you see a dog on the side of the road. With a sinking feeling, you realize they are alone. What should you do?
車を運転していると、道端に犬が見えます。彼らが一人ぼっちで寂しそうな様子に気づきます。あなたは何をするべきでしょうか?
This is a wrenching scenario for all who care about animals. After all, what if your own pet were standing there? Use our guidelines for providing safe and effective help.
これは、動物を気にかけているすべての人にとって、胸が痛むシナリオです。結局のところ、自分のペットがそこに立っていたらどうでしょうか。安全で効果的な支援を提供するために、私たちのガイドラインを使用してください。
Don't cause an accident 事故を誘発しない
You can't help an animal if you become injured in the process. Look in your rear-view mirror before braking, turn on your signal, pull your car completely off the road, turn off the ignition, set the parking brake, and put on the hazard lights. If you have emergency flares, prepare to use them.
自分自身がけがをしてしまったら、動物を助けることはできません。ブレーキをかける前にバックミラーを確認し、合図を出し、道路脇の完全に走路から離れた場所に車を止め、エンジンを切り、駐車ブレーキをかけ、ハザードランプを点灯します。非常灯がある場合は、使用する準備をしてください。
【のらぬこの解説】
最初に自らの身の安全を確保するのは、救助の基本です。動物を助けようとして事故を誘発してしまったら元も子もありません。特に運転中は、動物を見てしまうとそこに集中し、その他の注意が散漫になってしまうおそれがあります。まず「事故を起こさない」ことを心掛けましょう。
また路上で動物を保護する際には、周囲の車両に気を付ける必要があります。日本でも2022年12月に、群馬県高崎市で迷い犬を保護しようとしていた女性が脇見運転のトラックにはねられ死亡するという事故がありました。