迷子のペットを見つけたら その12

運転中に迷子のペットを見かけたらどうするか、HSUS(米国人道協会)のホームページ“How to help a stray pet”(https://www.humanesociety.org/resources/how-help-stray-pet)から見ています。ここでは最後に、どうするべきか迷った場合の判断についてのヒントが述べられています。

 

Things to consider どうするか迷ったら(続き)

 

3.保護した動物を本当に手放すことができるかを考える

Finally, be honest with yourself in answering these questions: Are you willing to add them to your household? And will you be willing to return them to their original home if the owner turns up after you've started to form an attachment? If you answer “no” to these questions, your best option may be to take the animal directly to the shelter or contact animal control for assistance.

最後に、次の質問に正直に答えてください。そして、あなたが動物に愛着を感じ始めた後に所有者が現れた場合、彼らを元の家に戻しても構わないと思いますか? これらの質問に「いいえ」と答えた場合、最善の選択肢は、動物をシェルターに直接連れて行くか、動物管理機関に連絡して支援を求めることです。

 

【のらぬこの解説】

飼い主がいない、もしくは飼い主が所有権を放棄した動物は「無主物」とされ、保護した人が自動的に所有者となります。しかし飼い主がいる動物については、法的手続きを踏まない限り、保護した人が自動的に所有権を得ることはありません。これは米国も日本も同じです。その動物を保護しどんなにかわいがっていたとしても、元の飼い主に返還を求められれば、返さなければなりません。特に日本の場合、法律の未整備により動物の保護や譲渡と所有権の移転がうまくリンクしていないので、動物を保護した人と元の飼い主とのトラブルがよく発生します。もしその動物に飼い主がいることが濃厚で、のちに動物との別れがつらくなる可能性があるのであれば、民間のアニマルシェルターに保護を委ねるか、自治体に引き渡すことが賢明です。

 

※日本においては、飼い主がいる可能性がある動物については保健所や動物愛護管理センターに引き渡すよりも、警察に拾得物として届け出る方がベターであると私は考えています(所有権の問題をクリアにするためです)。