Barn Cat Program (5) 準備するもの

家庭動物としての譲渡に向かない野良猫を「納屋猫」として譲渡する“Barn Cat Program”について、Austin Pets Alive!(APA!)のMonica Frendenによる“Starting a Barn Cat Program in your Community”(以下「ハンドブック」)※から見ています。

 

準備するもの

Barn Cat Programについてシェルターやレスキューグループからゴーサインが出たら、最初に必要な物品をそろえる必要があります。これらの物品は猫を移動させたり、猫を新しい環境に慣らしたりするために必要なものです。(p5-6)

 

Feral Cat Dens

“Feral Cat Den”は、人馴れしない野良猫の取扱いに特化したキャリーケースです。最大の特徴は、ふたの開閉が遠隔で行える(専用の棒をふたの穴に引っかけて操作できる)ことです。猫を大部屋から出し入れする際に、猫に直接触れることなく取り扱うことができます。ただし専用品ですので多少値が張ります。予算に余裕がない場合は小型の猫用キャリーケースでも良いですが、大部屋の外からふたを開閉できるよう何らかの工夫が必要です。

 

Feral Cat Net

野良猫に何らかの処置を行うには、猫をネットに入れる必要があります。専用品もありますが、洗濯ネット等を流用することもできます。ただし目の粗いものは猫を傷つける恐れがありますので注意が必要です。

 

Microchip Scanner

必須ではありませんが、キャリーケースの外からスキャンできるマイクロチップスキャナがあれば便利です。「ガイドブック」はDatamars社の“XTEND MAX”を推奨しています。

 

Bite resistant gloves

肘までカバーする革製の手袋が必須です。溶接用の手袋は安価ですが、操作性に難があります。

 

Litter boxes

猫用のトイレが必要ですが、“Dollar Store”(日本でいうところの「100円ショップ」)で購入できる安価なもので十分です。

 

Bedding

高価な寝具は必要ありません。古いシーツやタオルを活用すれば十分です。猫をワイヤーケージ(オリ型ケージ)に収容する際には、全体を覆う布が必要です。

 

Snuggle Safe Discs

寒い地域の冬期の保温のため、必要に応じてペットヒーターを用意します。猫に寒さをしのぐことができるねぐらを提供できる場合には必ずしも必要ありません。

 

Do Not Buy

neck grabber device(さすまたのような保定具)やcatch pole(ワイヤーを用いた保定具)を猫に使用してはいけません。絶対に購入しないでください(いずれも中~大型犬の保定を想定している保定具なので、猫に用いてはいけません)。

 

※https://www.maddiesfund.org/assets/documents/Institute/APA!%20Barn%20Cat%20Handbook.pdf