家庭動物としての譲渡に向かない野良猫を「納屋猫」として譲渡する“Barn Cat Program”について、Austin Pets Alive!(APA!)のMonica Frendenによる“Starting a Barn Cat Program in your Community”(以下「ハンドブック」)※から見ています。
Barn Cat Programの宣伝方法(p18-19)
Website(ウェブサイト)
ウェブサイトは一番簡単な宣伝方法です。問い合わせや申し込み用の入力フォームを作成するとよいでしょう。
Newspapers(新聞広告)
農村部の情報源はまだまだ新聞に大きく依存しています。地元の新聞に毎週広告を掲載してみてください。広告の空きスペースに空きがあれば割引料金で掲載してくれるかもしれません。
Quarterly “Farm Reports”(農家向けの季刊誌)
「地元の新聞社が地域の農家に配布する、ターゲットを絞ったカタログ」だそうです。こういう媒体に広告を掲載するのもよいかもしれません。
Flyers(チラシ)
チラシは少額で作成可能ですので、いくつかのパターンのチラシを作成し商業施設や公共施設、動物関連事業所など、あらゆる場所に貼りまくります。
Craigslist(個人交流サイト)
個人交流サイトに「納屋猫」の情報を掲載します。「農場」のセクションだけではなく「ペット」のセクションにも投稿してください。
Tap the Equine Industry(馬関係者を開拓する)
馬には厩舎がつきものです。そしてどの厩舎も、ネズミ除けには苦慮しています。馬関連の出版物、会合、イベントなどでBarn Cat Programを宣伝します。
County Fairs(カウンティーフェア)
カウンティーフェアとは、年1回の郡のお祭りです。そこにテーブルを設け、チラシを配布します。
Farmer’s Markets(産直市)
産直市にもテーブルを設置します。出店者のほとんどが農家ですので、会場で「納屋猫」のニーズについてリサーチすることもできます。
Radio(ラジオ)
地元のラジオ放送の地域情報コーナーでBarn Cat Programを宣伝してもらいます。
Word of Mouth(口コミ)
結局のところ、経験者による口コミが最も重要な宣伝手段です。譲渡先に、もし「納屋猫」に満足していたらその旨を宣伝してもらえるよう、率直にお願いしてください。
※https://www.maddiesfund.org/assets/documents/Institute/APA!%20Barn%20Cat%20Handbook.pdf