Barn Cat Program (20) フォローアップ

家庭動物としての譲渡に向かない野良猫を「納屋猫」として譲渡する“Barn Cat Program”について、Austin Pets Alive!(APA!)のMonica Frendenによる“Starting a Barn Cat Program in your Community”(以下「ハンドブック」)※から見ています。

 

Follow Up(フォローアップ)

Barn Cat Programはあくまでも猫の譲渡ですから、譲渡後のフォローアップは必須です。フォローアップにはこのような目的があります。(p26)

 

・essential to customer/ adopter satisfaction(新しい飼い主の満足度を高める)

・ensuring a smooth transition for the cats and the adopter(猫や新しい飼い主のスムーズな移行を促す)

・pick any supplies left with the adopter(不要になった物品の回収)

 

フォローアップのタイムラインの一例 (p26)

 

譲渡2~3日後

新しい飼い主に連絡し、飼養が順調であることを確認します。

 

譲渡4週間後

貸与していた物品の返却予約のために再度連絡します。クレートが返却可能な状況かどうかもこのときに確認します。

 

譲渡3か月後

譲渡後の猫の様子を尋ねるアンケートを電子メールで送信します。

 

譲渡1年後

譲渡後の猫の様子を尋ねるアンケートを電子メールで送信します。

 

返却された物品の処理

空のクレートが返却されたら、中に残ったごみや物資を処分した後に洗浄します(「ハンドブック」には「まとめてセルフ洗車場で高圧洗浄する」と書いていますが、こういう目的外使用は道義的にどうなんでしょうか)。プラスチック製のトイレ、布製の寝具、プラスチック製の食器などは再利用せず、使用後は廃棄します。

 

※https://www.maddiesfund.org/assets/documents/Institute/APA!%20Barn%20Cat%20Handbook.pdf