アニマルシェルターに収容すべき猫を自宅で預かる、いわゆる「預かりボランティア」(Foster)について、ASPCA(米国動物虐待防止協会)の“Feline Foster Care Guide”(https://www.aspcapro.org/sites/default/files/aspcapro-feline-foster-care-guide.pdf)を参考に見ています。
Getting Acquainted(猫と親しくなる)<続き>
猫を家に慣らす<続き>
世話人に慣れさせる
受け入れた猫を家に慣らすとともに、世話人にも慣れさせる必要があります。そのための方法として「ガイド」は次をあげています。
Sit in the room and bring treats with you.
おやつを持った状態で、部屋に座る
Read a newspaper or a book out loud while you’re sitting there so the cat gets to know your voice.
座っている間に新聞や本を大声で読んで、猫に声を慣れさせる
Offer treats to your foster cat in moderation.
猫に適度におやつを与える
猫が慣れたことの確認
猫がリラックスした状態で採餌(eating)、飲水(drinking)排泄(using the litter box)、部屋を動き回る(moving around the room)といった行動を示していたら、最初の検疫期間(quarantine period)が終わり次第、屋内に放してよいかもしれません。しかし猫が次のような行動を示すようであれば、まだ放すには早いかもしれません。
・runs when you enter the room(部屋に入ると走って逃げる)
・hides(隠れる)
・only eats or uses the litter box at night(採餌や排泄を夜にのみ行う)
・slinks around the room with his body low to the ground(体を低くして室内を動き回る)
・hisses(「シャー」と威嚇する)
・growls(うなり声をあげる)
・cowers(身をすくめる)
個体差もある
1週間たっても猫が慣れない場合は、シェルターの担当者(ディレクター)に連絡します。しかし猫が家に慣れる期間については個体差があると「ガイド」はいいます。
Some cats may need less than a day to adjust; others may need days or weeks to become comfortable enough to explore the entire house without fear. This is normal cat behavior.
猫によっては、慣れるのに1日もかからない場合がある。恐れることなく家全体を探索するのに数日または数週間かかる猫もいるかもしれない。これらは通常の猫の行動である。