猫の預かりボランティアガイド(12) 猫と親しくなる その4

アニマルシェルターに収容すべき猫を自宅で預かる、いわゆる「預かりボランティア」(Foster)について、ASPCA(米国動物虐待防止協会)の“Feline Foster Care Guide”(https://www.aspcapro.org/sites/default/files/aspcapro-feline-foster-care-guide.pdf)を参考に見ています。

 

Getting Acquainted(猫と親しくなる)<続き>

 

Introducing Fosters to Resident Pets(預かり猫を先住ペットに引き合わせる)

先住ペットがいる場合、預かった猫を引き合わせるには最低14日間の検疫(quarantine)期間を設け、隔離する必要があります。先住ペットと安全に引き合わせる方法については、シェルターの担当者(ディレクター)から説明を受けてください。預かり猫に少しでも健康上の懸念がある場合、先住ペットに引き合わせるべきではありません。

預かり猫が以下のいずれかに該当する場合は、ただちに隔離のうえホットラインに連絡し、指示を仰いでください。

 

・Lethargy(元気消失)

・Weakness(虚弱)

・Upper respiratory infection (sneezing, watery/red eyes, coughing) (上気道感染症(くしゃみ、眼の流涙や充血、咳))

・Vomiting(嘔吐)

・Diarrhea(下痢)

・Loss of appetite(食欲不振)

・Visible parasites (e.g. fleas or worms)(目に見える寄生虫:ノミや条虫など)

 

Medical Appointments(医療の予定)

ボランティアに預けた猫もシェルターの管理下にありますから、シェルターに収容された動物と同様の医療管理が行われます。そのための時間が取れることが、預かりボランティアの要件のひとつとされています。検査(exams)、ワクチンの再接種(boosters)、および避妊去勢手術(spay/neuter surgery)のタイミングや場所については、ディレクターから指示があります。