猫の預かりボランティアガイド(29) 単独の子猫の世話 その9

アニマルシェルターに収容すべき猫を自宅で預かる、いわゆる「預かりボランティア」(Foster)について、ASPCA(米国動物虐待防止協会)の“Feline Foster Care Guide”(https://www.aspcapro.org/sites/default/files/aspcapro-feline-foster-care-guide.pdf)を参考に見ています。

 

Daily Care for Orphaned Kittens(単独の子猫の日々の世話)<続き>

Daily Care for Kittens Transitioning to Wet Food (3-5 weeks) 

 

離乳期の子猫の日々の世話(3-5週齢)<続き>

 

離乳食の給与<続き>

 

離乳期の授乳

離乳期に補助的に授乳を行う場合、子猫が哺乳瓶の乳首を噛むので注意が必要です。「ガイド」にはこう記載されています。

 

Once kittens have teeth, they could start to chew the nipple on a bottle, which can be very dangerous due to small pieces being ingested. This must be monitored closely.

子猫に歯が生えはじめると、哺乳瓶の乳首を噛む可能性がある。このことにより小さな破片が摂取され、非常に危険な場合がある。これは注意深く監視する必要がある。

 

給水

離乳期の子猫には、いつでも新鮮な水が飲めるようにしておく必要があります。小さめのウォーターボウルに新鮮な水を入れておけば、子猫は離乳食を食べた後にそれを飲むはずです。「ガイド」にはこう記載されています。

 

Fresh water should be provided at all times for transitioning kittens.

離乳期の子猫には常に新鮮な水を提供する必要がある。

 

離乳食の与え方

子猫が離乳食を自力で食べてくれるようになれば、世話が格段に楽になります。離乳食を子猫の口に付け、これが食べ物であることを教えると、通常自分から離乳食を食べに行くようになります。その瞬間に何とも言えない達成感を感じるのは私だけでしょうか。「ガイド」にはこう記載されています。

 

To encourage a kitten to eat the gruel, place a small amount on your finger and place it on the kitten’s tongue or lips. The goal is that she will eat on her own from a plate or bowl. This transition period can take days to weeks. 

子猫にお粥を食べるように促すには、指に少量を置き、子猫の舌または唇に置く。子猫が皿やボウルから自分で食べることが目標である。この移行期間には、数日から数週間かかる場合がある。