離乳前の子猫の世話の方法について、ASPCA(米国動物虐待防止協会)によるボランティア向けガイド “Kitten Bottle Feeding Guide”(https://www.aspcapro.org/sites/default/files/2023-06/kittenbottlefeedingguide.pdf)を参考に見ています。
Stimulating(刺激)
Kittens this age do not know how to urinate or defecate on their own. It is natural for mother cats to lick the back end of their babies to stimulate the bowels and bladder. Since our bottle feeder kittens are not with their mother, foster caregivers must assist with this before and after every feeding session.
この年齢の子猫は、自分で排尿や排便をする方法を知りません。母猫が赤ちゃんのお尻を舐めて腸や膀胱を刺激するのは自然なことです。哺乳瓶で授乳する子猫は母猫と一緒にいないため、養育者は毎回の授乳の前後にこれを手伝う必要があります。
【のらぬこの補足】
離乳前の子猫は自力で排泄しないため、母猫が子猫の下腹部を舐めて排泄を促します。母猫がいない離乳前の子猫の場合、授乳の前後に子猫の下腹部を刺激し排泄を促す必要があります。具体的な手法については以下に述べられています。
刺激の方法
・Before and after feeding the kitten, gently rub a warm, damp cotton ball or cloth on their genital and anal areas using a front-to-back motion with gentle pressure until they eliminate. You may also employ a gentle “tapping” technique.
・子猫に授乳する前と後に、排泄するまで、温かい湿った綿球または布で生殖器と肛門を前から後に動かして、軽く圧力をかけながら優しくこすります。優しく「たたく」テクニックを使用することもできます。
【のらぬこの補足】
私は温湯に浸したタオルを固く絞り、子猫の下腹部を「こする」というよりもリズミカルに「優しくたたく」ような感じで刺激します。不意に糞尿が大量に飛び出してくることがあるので、注意が必要です。
こすりすぎない
・Once the kitten has finished eliminating, stop rubbing. Overstimulation will irritate the area. Be mindful to watch for and avoid any chafing.
・子猫が排泄を終えたら、こするのをやめます。刺激しすぎると、その部分に炎症が起こります。擦り傷がないか注意して避けてください。
【のらぬこの補足】
当然ですが、こすりすぎはよくありません。個人的には「こする」よりも「たたく」ことをお勧めします。